タイトル | 文明課題対策図(番号なし/最新版) | ||||
タグ | *文明の星 *文明 *civilization *hexagram | ||||
コメント | AIを中心とする新技術と、それを活用した政策が、 現代の様々な課題を解決できることを示した図です。 学問的・理論的には資源、環境、貧困、戦争のように分類できる文明課題を、 政策的・実務的な視点から、 物的資源、人的資源、経済・社会活動の課題に分け直し、 それぞれの対策に活用できる技術を書きました。 技術的政策に関わるのが、物的資源の課題、 経済・社会政策に関わるのが、経済・社会活動の課題、 人的資源政策に関わるのが、人的資源の課題となります。 (行政活動も広い意味では経済・社会活動の一部なので、 行政管理政策の課題は以上3つのどれかに含めることができます。) 人類は今、文明の転換期あるいは、文明段階の移行期にあると思います。 農耕技術は、文明を生み出しました。 工業技術は、文明を世界的に拡大しました。 情報技術は、地球という自然的限界への到達による衝撃を緩和しました。 しかし人類文明はまだ、 惑星上における時間的な持続可能性を見通せておらず、 そのことが様々な資源・環境問題、経済・社会問題、 あるいはその背景となる教育・医療問題といった、 政策上の課題として表れつつあります。 新しい文明段階を拓《ひら》く技術と、それを活用し得る政策が求められています。 技術と政策は、助け合う相互支援の関係にあるので、 この図でも、それによる対策を描きました。 AIを中心とした様々な次世代技術は、 生物など自然物と、機械など人工物の垣根を除いて、 いわば良《い》いとこ取りで両者の持続可能性を高める、 (体内環境を含めた)自然環境や社会環境に優しい、 持続可能性(環境親和)技術ともいうべき技術です。 政策が、研究・開発政策などの形でそれら新技術の健全な開発・普及を助ければ、 新技術もまた、各種の政策を支援してくれます。 新素材・新エネルギー技術は、都市整備政策や環境政策といった、 政策分類としては社会基盤《インフラ》政策や社会工学的政策にあたる、 技術的政策を助けてくれます。 同様にビッグデータ処理、知能ロボット、生物工学《バイオテクノロジー》/生体工学《バイオニクス》技術は 産業振興・社会保障など経済・社会政策を助けてくれます。 先進医療・教育技術は 保健・教育といった人的資源政策を助けてくれます。 最初に技術を助けた研究・開発政策も、 広い意味では経済・社会活動に含まれるので、 ビッグデータ処理などの新技術に恩返しをしてもらえる、 ということがあります。 以上のうちでも重要な点は、現在の技術が、 最も貴重な〝資源〟として我々自身の健康や教育までも、 画期的な方式で維持・修復・向上させられるようになりつつある、 ということです。 そしてまた、現代の政策も、生活の向上や健康水準の低下、 地球規模の自然的限界と社会的統合への接近を背景に、 淘汰なき人的資源の維持・向上を求められている、 ということだと思います。 すでに国連の「持続可能な開発のための目標(SDGs)」や 「人間の安全保障」(ヒューマン・セキュリティ)、 我国のソサエティ5.0やスマートシティ、 スマートグリッド、マイナンバー、データヘルスといった政策でも、 そうしたことが配慮されていると考えます。 |
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iコード | i386654 | 掲載日 | 2019年 07月 21日 (日) 02時 15分 18秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | JPG | 画像サイズ | 4678×3307 |
ファイルサイズ | 1,208,697 byte |
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