投稿日時 2024-11-16 19:39:02 投稿者 平 一 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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技術と政策が文明の両輪となって、社会活動を助ける 4本ずつの経路《ルート》から、文明の構造《システム》が見えてきます。 ①直接ルート:新分野を拓《ひら》き、多くの他技術を高めて 社会を変革する、農耕、動力、電算などの画期技術。 社会に直接働いて生産投資・互助配分を最適化する、 産業振興、社会保障などの経済・社会政策。 ②間接ルート:技術を利用するため物的資源に具現化する、 土建、電機、光電などの実現技術。 政策実現のための人的資源(国民の健康や教育)を得る、 保健、教育などの人的資源政策。 ③自助ルート:技術自体の生産性を高める研究・開発技術。 政策自体の健全性を保つ行政管理政策。 ④互助ルート:政策の生産性を高める社会工学的技術。 技術の健全性を保つ技術的政策。 ※このルートは相方《あいかた》のどのルートを助けるかでさらに、 企画支援《オペレーションズ・リサーチ》/公教育・公衆衛生/組織・会計技術と 研究・開発/社会基盤《インフラ》/社会工学的《ルールづくり》政策に分かれます。 ※技術的政策の具体的分類は資源・環境政策や 都市整備・防災・防犯・国防政策となりますが、 それぞれの内訳を見ていくと必ず、 3つの理論的分類のどれかに分け直せます。 『第三の波』『シンギュラリティは近い』 『サピエンス全史』など、技術社会論の名著にある 農業・工業・情報・AI技術という画期技術や、 人々を動かし政策を助ける社会工学的技術といった 技術の意味は、この分類から説明できます。 国際総合政策SDGsの5要素5Ps《ファイブピーズ》も、 この分類に実務的修正を加えたものといえます。 ①環境の持続可能性を示す地球(Planet)は、 自然環境に関わる、技術的政策の要素です。 社会環境に関わる防犯や国防は、分かり易さや乱用防止、 合意形成のため、他政策に振り分けたと考えられます。 ②経済の持続可能性を示す繁栄(Prosperity)は経済政策、 社会の持続可能性を示す人々(People)は 社会政策と人的資源政策の要素です。 両者は保健福祉のように関係が深いので、まとめています。 ③政策の持続可能性を示す平和と協働 (Peace、Partnership)は行政管理政策に対応し、 国際化・全地球的統治《グローバル・ガバナンス》や民主化・官民協働など 広域化と分権化の必要から、2つに分かれます。 |
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