投稿日時 2024-11-09 20:50:59 投稿者 平 一 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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生物学において生命活動とは、 生物と環境の相互作用であるといわれます。 特に人間においては、知的生活様式である 文明を通じて、この相互作用が行われます。 人間⇔文明⇔環境という形で営まれる、 この活動の後半部分を説明します。 自然科学・社会工学的な技術は 自然・社会環境を操作するための手段であり、 政策はそれにより変化した自然・社会環境に対し、 経済・社会活動を適応させるための自己制御と言えます。 以前は〝科学は自然を対象とし、政策は社会を対象とする〟 という見方が一般的だったと思われます。 しかし、自然科学的技術の発達により、 自然は征服・支配の対象というよりも 保護・管理の対象とみられるようになりました。 また、社会工学的技術の発達により、 人間や人々を動かす技術が知られ、 その善用が求められるようになりました。 一方、政策の全地球化など広域化により、 国際政策は〝他国をどう動かすか〟よりも 〝人類がどう動くか〟の自己制御に近づいています。 加えて、政策の民主化など分権化により、 国内政策も〝被治者をどう動かすか〟よりも 〝国民がどう動くか〟の自己制御に近づいています。 そこで文明活動は、技術による環境操作と 政策による自己適応からなる、 人間活動と自然・社会環境の間の 相互作用であるともいえます。 |
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