歴史学的説明図(最新/番号なし) お気に入り画像登録
歴史学的説明図(最新/番号なし)

登録 タグ *文明 *文明の星 *六芒星 *civilization *hexagram *ヘキサグラム
編集を行うにはログインしてください

投稿日時
2022-01-30 12:06:05

投稿者
プロフィール画像
平 一

このユーザのマイページへ

お気に入りユーザ登録
投稿者コメント
長期的にみると、技術が進めば社会が変わり、
社会が変われば政策も変わり、
その政策がさらに次の技術開発を促す……という、
|螺旋的な上昇の循環《スパイラル・アップ・サイクル》によって、文明が発展していきます。

具体的には、生産・輸送・通信や軍事に関する科学・技術が発達すれば、
経済・社会活動が拡大すると共に複雑化・加速化するので、
それに応じて制度・政策も高度化し、巨大化と同時に分権化します。

政策の巨大化と分権化というのは、一見矛盾するように見えます。
でもそれは、必要とあれば大勢が動くが、それにあたっては、
より多く様々な人々が決定や改善に関われる、ということです。

歴史上、国家の統合が進み、
国際協調主義や|全球統治《グローバルガバナンス》の理念が生まれる一方で、
政治的民主化や経済の自由化、地方分権、様々な監査制度、
そして人権保障が発達してきたのは、その表れだと考えます。

そして、次なる科学・技術の研究・開発を促すのは政策です。
画期的な新技術の開発や普及には多くの資材や人材、資金を要し、
|巨大科学《ビッグ・サイエンス》と言われるような現代の科学・技術では特に、
その傾向が著しいからです。

アメリカが情報革命に成功したのは、
アポロ計画や核戦争対策における|電算組織《コンピュータシステム》の、
国家的な開発努力によるところが大きいと言われます。

しかし、多くの技術は物的資源に具現化されないと
社会を豊かにすることができません。
また、政策は人的資源を通じて実現されないと、
社会を健全に保ち、確立されることができません。
さらに、政策が新技術を開発・普及する際には、
自然・社会環境が制約・促進要因となります。

そのことは、大戦で日本が敗れた大きな理由(物資の不足)や、
民主的な憲法のもとで独裁者ヒトラーが生まれた原因
(民度[社会的な知識や政治的成熟度]の不足)、
英国の産業革命を助けた条件(原料、労働力、資本や市場の存在)
などに表れています。

しかし、失敗であれ成功であれ、これまでも先人が行ってきたように、
過去の経験から文明の|潮流《トレンド》を読み取り、将来の活動に活かしてゆければ、
必ずや社会の繁栄に役立つと思います。
→画像情報ページへ
最大化 | アクセス解析 | ユーザ情報

メッセージ送信
▽この画像のURL(リンクについて)▽


▽この画像のトラックバックURL▽(トラックバックについて)


情報提供